石塚忠先輩からのメッセージ

世界に通用するインフラのアイデアを期待

日揮ホールディングス株式会社

代表取締役社長 石塚 忠

世界の産業や社会、人々の暮らしを支えるインフラ構築は、高専生の幅広い専門技術力と適応力を発揮できる、一生を賭けるに相応しい分野です。
今後、インフラはDXの進展でその姿を大きく変え、さらに世界が持続可能な社会に向かう中で、環境との整合性など新しい価値の追求も加速していくと予測します。視点を世界に大きく広げた、社会の要請を反映したインフラ構築が求められてくると思います。
インフラを取り巻くこうした変化を踏まえ、高専生の皆さんにはAIやIoTによる効率向上の陰で見失いがちな技術の原理原則にしっかりと目を向けることに加えて、技術を世界に発信するためのコミュニケーション力(語学力など)の習得にも力を注いで欲しいと思います。
この第1回インフラテクコンで世界に通用する新しいインフラ構築のアイデアが数多く生まれることを期待しています。

 

 

1971年。
高専5年生の時の卒業研究レポートをまとめているところ

 

 

1980年。
中東 クウェートで世界最大級の石油精製所の建設に携わった(左端が著者)