01.大畑・早坂Lab(豊田高専)

「ドローン画像を用いた橋梁点検支援システムの開発!」

ドローン画像とAI技術の一種であるディープラーニングを用いて橋梁点検を支援するシステムの開発をしました。日本には土木技術者が在籍していない市区町村の地方公共団体が数多くあり,日本を支えている重要なインフラである橋梁を適切に管理していると言えません。そこで,土木分野の知識がなくても橋梁の劣化度診断をサポートするシステムを開発しました。土木に精通していない人でも簡単に扱えるようにドローンやカメラで撮影した写真をアップロードすると劣化度合をAIで推論した結果を自動で出力するウェブアプリケーションを開発しました。このシステムは豊田市の橋梁点検写真(約1万枚)を用いて開発しました。現状のシステムの正解率は62.3%であり第二候補まで含めると72.3%まで達成しました。今後,橋梁画像と劣化度合いのデーターを増やしていくことによりさらなる精度向上が期待されます。